衣奈彩子著「うつわディクショナリー」

書籍「うつわディクショナリー」。FIGARO.jpで連載をさせていただいている「うつわディクショナリー」が本になりました。「知っておきたいうつわ用語のディクショナリー」と「SHOP&GALLERYリスト」もついているお得な一冊です。書籍化にあたり、巻頭ビジュアルを撮り下ろし。日本のうつわについて、私が日頃から伝えたいなあと思っていることを、フォトグラファーの米谷享さん、スタイリストの中林友紀さんが、目に見える形にしてくれました。お二人とも10年以上お付き合いのある、私の優柔不断にもじっくり付き合ってくれる、ありがたくも大好きな仲間です。米谷さんは、もう1年以上、一緒に連載の取材をしてくれています。デザイナーのマルサンカクさんは、ディクショナリー感あふれる整然としたデザインで応えてくださいました。「もっと可愛らしいほうが、手に取りやすかったりする?」と不安がる私に「うつわが素敵だから、大丈夫ですよ」と背中を押してくれました。感動したのは、大胆なカバーデザイン。本だけどうつわのような、なんともいえない愛らしさのある「もの」に仕上がりました。タイトル「うつわディクショナリー」の名付け親であり、連載の機会を与えてくれた「FIGARO.jp」編集者の五十嵐あきさん、いっぱい相談にのってくださった書籍編集部の牛島暁美さんにも、心から感謝です。そしてなによりも、取材に応じてくださったうつわ作家のみなさま、ショップ&ギャラリーのみなさまに、は感謝してもしきれません。作家さんの言葉と作品を何度も見て味わっていただきたい。できるだけ多くの方に手にとっていただければと思います。